Geo Story


「ジオ・ガストロノミー」の
学びプログラム化
地球目線で自然共生型の食文化とフードシステムの在り方を考える。そのために「鳥の目(俯瞰して考える、オーバービューエフェクト)」、「虫の目(現象を観察し科学的に考える)」、「魚の目(比較分析をし流れや傾向を読む)」の視点と思考を養い「未来へのチェンジをジブンゴト化」をしてゆく力を育成する。こうした動機から慶應義塾幼稚舎6年生クラス(井川裕之 教諭)と連携し、年間を通じたプロジェクト型ラーニングを実施いたしました。

プロジェクト型ラーニング
今回の取り組みでは、実際に地球上で起きている社会課題についてリアリティある事象を学び、現場で活動をしている専門家の方々と共に課題解決の手法を共有しながら、自らの目線で実施できるソリューションを導き出すという展開を目指しました。




リモート学習環境の活用
地球サイズでフードシステムや食の課題を解決するためには、様々な土地で活躍する方々と距離を超えて繋がりあい、デジタル技術を用いた学習環境を活用しながら学び合う仕組みが必要でした。そのために学びのステップを事前に設定し、年間を通じて持続可能性の高いプロジェクトを実装するように心がけました。





料理人 杉浦仁志 氏による授業
世界的なビーガン料理コンテストで入賞する実績を持ち、雑誌フォーブスにて「世界を変える100人の日本人」として選出された杉浦仁志シェフに登壇を頂き、食とSDGsについての考え方や、プラントベース(植物由来)の食生活を広める活動の事例や、環境負荷の低いフードシステムの提唱について学ぶと共に、料理人として未来の食卓やレシピへの提案を頂き、参加した学生と共にアイディアを共有しました。

デンマークから学ぶ
デンマーク在住のカルチャートランスレーター・共生ナビゲーターのニールセン・北村朋子さんに講師となっていただき、北欧における地域に根ざしたガストロノミーの現状や課題解決のアクション、循環型社会のSDGsシステム、フードロス対策のためのスパーのマジックバック、北欧のガストロノミー・マニフェスト低炭素社会への取り組みなどの最新事例を元に、両国で出来るアクションについて意見交換を行いました。





慶應義塾SDM 白坂成功 教授より
宇宙開発の専門家である慶應義塾大学院システムデザイン・マネジメント研究科 白坂成功 教授による宇宙技術を活用した未来のフードシステムに関する学びの機会を頂きました。実際に人工衛星からの映像を見ながら、地球環境の変化や測定や科学的分析に基づく食糧課題の解決について議論を重ねました。


